CPS(認知活動尺度)判定プログラム

CPSは主治医意見書の「3.心身の状態に関する意見」の、(2)理解および記憶のところで評価できます。

詳しくは下のCognitive Performane Scale(CPS)を構成するアセスメント項目をご覧ください。

3.心身の状態に関する意見
 (2)理解及び記憶
・短期記憶
問題なし 問題あり
・日常の意思決定を行うための認知能力
自立 いくらか困難 見守りが必要 判断できない
・自分の意思の伝達能力
伝えられる いくらか困難 具体的要求に限られる 伝えられない
・食事
自立ないし何とか自分で食べられる 全面介助

 


 Cognitive Performane Scale(CPS)を構成するアセスメント項目
短期記憶

短期記憶に問題ない(5分後に覚えているようにみえる)
0.問題なし
1.問題あり

日常の意思決定を行うための認知能力

どの程度自分の判断でその日の活動をうまくなしとげるか
(たとえば、起床や食事すべき時間がわかる、衣服を選ぶ、どのような活動をする)
0.自立:首尾一貫して的確である
1.限定的に自立:新しい事態に直面したときにのみいくらか困難がある
2.中程度の障害:判断力が弱く、合図や見守りが必要である
3.重度の障害:判断できないか、まれにしか判断できない

自分を理解させることができる能力

どのような方法を用いて表現してもよい
0.理解させることができる
1.通常は理解させることができるが、言葉を思い出したり考えをまとめるのが困難
2.時々は理解させることができるが、その能力は具体的な欲求(食事、トイレなど)に限られる
3.ほとんどまたはまったく理解させることができない

食事の自己動作

過去7日間にみられた食事について評価する。自立して活動している場合も他者の励ましや観察・誘導の有無に特に留意
0.自立:自分でできる
1.観察・誘導:見守りや励ましがあれぱ自分でできる
2.部分的な援助:かなりの動作は自分でできる
3.広範な援助:動作の一部は自分でできる
4.全面依存:まる7日間すべての面で他の者が全面介助した

CPSの求め方(以下のフロー図によって、0〜6までの痴呆の程度が明らかにされる)

(0〜2)
日常の意思決定を行うための認知能力
(起床や食事の時間が分かる、衣服を選ぶ)
(3)
以下の項目の該当数
--認知能力(1〜2)
--自分を理解させる(1〜3)
--短期記憶に問題(1)
該当
(0項目)
該当
(2〜3項目)
 

食事介助

(4)
全面介助
(0〜3)


該当
(1項目)
以下の項目の該当数
--認知能力(2)
--自分を理解させる(2〜3)
自立ないし
何とか自分で
食べられる




該当
(0項目)
該当
(1項目)
該当
(2項目)


CPS:0
障害なし

CPS:1
境界的

CPS:2
軽 度

 

CPS:3
中程度

 

CPS:4
やや重度

CPS:5
重 度

 

CPS:6
最重度

要支援 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5

老年精神医学雑誌10:943-952、1999