栃木県の要介護認定の進捗状況より介護認定を考察する
 先日、ある資料を入手した。それには一月末現在の栃木県に於ける要介護認定の進捗状況が記載されている。その中から「一次判定と二次判定の比較」というデータを見つけたので、この数字から要介護認定の現状を考察してみることとする。
 栃木県の1月末現在の集計では、既に18,555件の二次判定が終了している。そのうち一次判定を変更したものは4,747件で、変更率は25.6%という結果でした。
 その結果をグラフにしたものが右図です。
 下表は全県(49市町村)のデータと私の住む塩谷町のデータです。ちなみに塩谷町は栃木県内で一番高い変更率でした(30%以上が11市町村、20%以下が12市町村、内10%以下が3町村でした)。
全 県 塩谷町
件数 件数
3段階上昇 5 0.0% 0 0.0%
2段階上昇 200 1.1% 6 3.1%
1段階上昇 3,521 19.0% 44 22.4%
変更なし 13,806 74.4% 125 63.8%
1段階下降 985 5.3% 18 9.2%
2段階下降 36 0.2% 3 1.5%
3段階下降 2 0.0% 0 0.0%
変更率 25.6%(4,749/18,555)    36.2%(51/196)
 考察
  • まず変更率ですが、25.6%という数字はまあまあですね。この時点での数字としてはかなりいい線を行っていると思います。最終的にはこの変更率は35%程度に落ち着くと思います。
  • 一次判定プロクラムの信頼性は、この数字を見ても落第であるということは明らかです。
  • ここで問題なのは一次判定プログラムから打ち出される一次判定結果が、如何に二次判定を誘導しているかということです。要介護度を一次判定より上方に変更している方が下方に変更している数の約4倍あるということです。実際の要介護度より全体的に低めに出ると言うこともあるのでしょうが、それは本当の原因ではありません。というのは審査会ではどうしても二次判定において一次判定を考慮してしまい、下方に変更するということに心情的抵抗が存在するということです。ボクが当初から訴えている「一次判定を完全無視」というのはここに最大の理由があります。
 提案
  • 一次判定プログラムは要介護度を判定するに当たり、その偶然の一致率は6〜7割です。現在の一次判定がある限り、正確な二次判定は不能です。しつこいようですがもう一度いいます。一次判定を完全無視しましょう。
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