TBS「ニュースの森」で、一次判定ソフトの不具合を指摘(5月26日)
昨日お伝えしました、介護保険の要介護認定に絡む自殺で、新たな問題が浮かんできました。自殺した72歳の男性は、コンピュ−タ−の一次判定が二次判定で変更された結果、施設を利用できない最も低いランクに落とされていたことがわかりました。(キャスタ−)自殺したのは、東京都稲城市の老人保健施設に入所していた72歳の男性で、今年2月、近くの陸橋から飛び降りました。この男性は、要介護認定で最も低い『要支援』と判定され、施設を出なければならないと悩んでいたということです。(ナレーション) これから調査はいたしますけれども、痛ましい事件として受けとめております。地方自治体において、その取り組みについて十分に考えていただかなければならないと思っております。(丹羽厚相) 丹羽厚生大臣は今日このように述べ、低い判定で施設を出たお年寄りが、すぐに戻る場所がないのは切実な問題だとして、対策に取り組んでいくことを明らかにしました。(ナレーション) そして新たな事実がわかりました。自殺した男性は、コンピュ−タ−による一次判定では『要介護1』と判定されていました。ところが二次判定の審査会で一段階落とされ、施設を利用できない『要支援』と最終判定されていたのです。ここには、制度上の大きな問題が潜んでいます。二次判定を行う介護認定審査会は、医療や福祉の専門家によって一次判定を検討し、最終判定を出します。この審査会は全国の市町村に設置され、その数は数千にのぼります。問題は判定基準です。なかには一次判定をほとんど変更せずに通してしまう審査会から、件数の30%以上を変更する審査会まで大きなばらつきが生じています。(ナレーション) そうですね、『要介護1』のまま通る可能性は高いと思います。(尾形医師) つまり、自殺した男性の判定が、変更に積極的でない審査会で検討されていれば、一次判定の『要介護1』のまま通っていた可能性も指摘されているのです。(ナレーション) あってはならないことだと思います。そもそもの原因は、やっぱり一次判定ソフトの不具合です。状態像に反した、一次判定結果をはじきだすということが、バラツキを生んでいるということになると思います。(尾形医師) 二次判定の問題に加え、一次判定ソフトのコンピュ−タ−ソフトに欠陥があることも、不公平な認定の根本的な原因と批判されています。厚生省では、認定は全国一律であるべきで、今後対策に取り組んでいくと話しています。(キャスタ−) |
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